ワシントンDC駐在記その5

こんにちは、渡辺です。今回が最後の投稿になります。 DC 駐在の締めくくりとして、 Greenblum & Bernstein, P.L.C. ( G&B )の 2024 セミナーに参加しました。 ご存じの方も多いかと思いますが、 G&B は長年にわたり米国実務の集中セミナーを主催しています。毎年内容を見直しているそうで、今年は、ホテルを浴槽付きの Westin Heights に変更し、研修の最後に弁護士との個別相談を設けたことが新たな特徴でした。 講義は模擬法廷の部屋で、 8 日間にわたり、 1 日あたり 5 ~ 5.5 時間(午前・午後それぞれ 2.5 ~ 3 時間)行われました。内容は米国特許法の基本から最新の判例やトレンドまで幅広くカバーされており、受講者のレベルに応じて浅くも深くも学べるものでした。すべての講義は英語で行われましたが、講師の弁護士は必要に応じてゆっくり話してくださり、気軽に質問もできたので心配は不要でした。受講者は全部で 15 名で、企業から 9 名、事務所から 6 名が参加していました。性別や年齢を問わず和気あいあいとした雰囲気で、とても良い環境でした。8日間にわたって体系的に米国実務を勉強できてとても贅沢な時間でした。一番印象的なのは、技術分野別のbreakout sessionで、化学・バイオ系は3人しかおらず、疑問に思うことから実務のアドバイスまで気軽に幅広く質問・議論させていただくことができました。 ランチは、 ランチボックスなどが用意されており、 2~3個の会議室に分けて講師の弁護士を囲んでいただきました。ディナーは弁護士の車に分乗して毎日違うレストランに連れて行っていただきました。ディナーは初日はフォーマルなレストランでしたが、他はカジュアルなもので、バッファローウィングス(辛い手羽)やボウリング場での飲食付きのボウリング大会、ラーメン、寿司、ステーキなどバラエティー豊かでどれも美味しかったです。 また、コーヒータイムにはコーヒーのほか、各種お菓子や果物も用意されていて、買い物に行けなくても困ることはありませんでした。所長の Bruce Bernstein 弁護士はニューヨーク出身でベーグルにこだわりがあり、美味しいベーグルをふるまってくださったこともありました。...