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Life in DC① 米国知財修行、はじまりました

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  弁理士法人創英に所属している日本弁理士の 城島 洋紀 と申します。弊所では、海外で知財実務の修行を積む機会があります。今回、私はその制度を利用して、 9 月中旬から 12 月上旬までワシントン DC (およびオハイオ州クリーブランド)に滞在しています。米国特許法を学びつつ、現地代理人の皆さんとの関係づくりにも励んでいます。 これから 12 月まで、月に 1 回くらいの頻度でアメリカでの知財修行の様子をお届けしていきます。どうぞお付き合いください! ■ G&B での米国特許法セミナー   9 月中旬から下旬までの約 2 週間、バージニア州の Greenblum & Bernstein, P.L.C. ( G&B )で米国特許法セミナーを受講しました。  セミナーでは米国特許法を体系的に学んだほか、模擬演習を通じて参加者同士で議論する機会も多く設けられていました。参加者は特許事務所、企業の知財部、大学など、所属も立場もさまざまです。同じ論点であっても、立場によって重視するポイントや検討のアプローチが異なり、日頃の業務だけでは得がたい多様な視点に触れることができました。こうした意見交換を通じて、自分の考え方を客観的に見直すきっかけにもなりました。  また、ランチやディナーの時間も米国弁護士の先生方とご一緒できたことは、大変ありがたい経験でした。講義の場では尋ねにくい実務上の細かな疑問についても気軽にご質問でき、理解をより深めることができたと感じています。 ■USPTO 見学と CAFC での裁判傍聴  座学に加えて、米国特許商標庁( USPTO )の見学や、米国連邦巡回区控訴裁判所( CAFC )での裁判傍聴の機会もいただきました。   USPTO で見学できたのはエントランス付近のエリアのみでしたが、吹き抜けの開放的な空間と大きな星条旗が印象的でした。下の写真は、 USPTO で記念に撮影していただいたものです。横の看板には「 Freedom 250 」「 The USPTO celebrates America's 250th birthday 」と書かれています。今年 2026 年はアメリカ建国 250 周年という記念すべき年で、そのタイミングでここに立てたのはちょっとした幸運でした。 ■ 所長...

DC駐在~Oliff事務所での駐在生活

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みなさま、こんにちは。 8 月からにワシントン D.C. に駐在している弁理士の谷澤です。 主に電気・機械系の特許出願を担当しています。 創英に入所したときは 1 歳だった娘も中学生となり、ついに 3 ヶ月間の駐在が実現しました。 今回は、私が 8 月いっぱいお世話になった Oliff 事務所での駐在生活をご紹介します。 オフィスの立地 Oliff は、バージニア州アレキサンドリアにある知財専門の法律事務所です。 アレキサンドリアには、レンガ造りの建物が並ぶすてきなオールドタウンがあり、 Oliff のオフィスは、オールドタウンを抜けたポトマック川にほとりに位置しています。 写真で対岸前方にみえているのは、ナショナルハーバーのカジノです。 後ろを振り返れば、 D.C. のダウンタウンがみえます。 川沿いの遊歩道は、サイクリングや犬の散歩に最適で、仕事の日だけでなく、休みの日にも訪れたいと思える場所でした。   ワークスペース 4年前のオフィス移転の際、デスクや PC を新調したそうで、室内はきれいで快適です。 私は3階のリバービューの個室を使わせていただきました。 「人生観が変わるオフィス」と言われましたが、まさに。 近くの空港に着陸する飛行機を眺めながらお茶をしたり、川下りのカヌーを横目に見ながらメールを書いたりと、存分にワーケーション気分を味わうことができました。   事務所の雰囲気 服装は自由でジーンズやスニーカー着用の人が多いです。 月・火・水はオフィス勤務、木・金は在宅勤務が可能になっています。 オフィス内は静かですが、廊下やキッチンで顔をあわせれば、みなさんにこやかに話しかけてくれます。 そこはやはりアメリカを感じます。 経営陣が全体的に若く、小中学生の子供を持つ人が多いので、よく子供の話で盛り上がっていました。 仕事 ・審査官インタビュー・ディスカッション 今回は 4 つにケースについて、審査官インタビューや担当弁護士とディスカッションの機会をいただきました。 対面でのディスカッションは、それだけでも駐在の価値があったと思えるものでした。 文章だけのやり取りでも、言葉を尽くせば何でも伝えられると思いますが、対面ではお互いの理解を確認...

欧州駐在②

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こんにちは、意匠グループの二階堂です。ミュンヘン駐在後、イタリアに3週間駐在し、その後、スイスを経由し、ロンドン滞在を経て、 2 ヵ月の日程が全て完了しました。間もなく日本に帰国します。 イタリアの駐在先の所員の皆さんは大変フレンドリーで陽気な人達でした。イギリスやドイツの事務所にも駐在をしましたが、雰囲気が若干違います。所員間の距離感がとても近く、家族的な空気を感じました。この感想を所員の一人に伝えたところ「イタリア人は歴史的に共同体への帰属意識が強いからだろうね」というような返事が返ってきました。イタリア人は成人しても地元から離れない人が多いと聞いたことがありますが、これは、自分が属する共同体への愛情が強いからなのでしょうか。私はここでは完全なよそ者なわけですが、知財関係の仲間ということで温かく迎えてくれました。 駐在中は、イタリア企業によるイタリア意匠出願や欧州意匠出願の手続きを見せてくれたり、権利行使の話等を伺うことができました。そして、お互いの意匠制度についてディスカッションをしたり、日本意匠制度についてプレゼンをする等して過ごしました。日本意匠出願後、審査が厳しくて権利化できないことが多いため、日本出願を躊躇するイタリア企業が多いとのことでしたので、このプレゼンが多少でも役に立てばと思います。 次の目的地であるスイスのジュネーブへは、ミラノ中央駅から電車で行くことにしました。飛行機の方が圧倒的に早くて便利ですが、車窓が見たかったためです。電車の方が費用も安いため、良い選択肢だと思いましたが、トータルで7時間以上かかり、意外と疲れてしまいました。このブログの下書きを電車内で書きかけたのですが、途中で乗り物酔いになってしまい諦めました。車窓は、湖、山、麦畑、牧草地の連続で、自然が豊かで美しかったです。 スイスは涼しいことを期待したのですが、イタリアと同じくらい暑かったです。33度~35度程度あり、日差しがとても強かったです。そして、物価が高かったです。スイスでは事務所に駐在するのではなく、ジュネーブ、ローザンヌからチューリッヒへと移動しながら、事務所やお客さんを訪問する自由なスタイルでいきました。日本語が話せる人と出会ったり、意匠が大好きという人と出会ったり、面白い出会いがありました。 その後スイスを後にし、ロンドンに2ヵ月振りに戻ってきました。...

米国駐在ブログ②ライドシェア

  ご覧いただきありがとうございます。 5/7 から 7/27 までの約3ヶ月の予定で米国に駐在させて頂いております、日本弁理士の高木太尊(たかぎたける)です。 私の米国駐在は現在ちょうど折り返し付近ですが、ありがたいことに現在に至るまでに、シアトル、サンディエゴ、アーバイン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントン D.C. 、ニューヨーク、シカゴ、ボストンというたくさんの都市に滞在する機会がありました。そして、これらの都市の中、あるいは都市の間の移動において、車、電車、飛行機と様々な交通手段を使ってきました。そこで今回は、米国での移動手段について私が感じたこと・考えたことを紹介させて頂ければと思います。 ご存知のとおり、米国ではライドシェアの文化が非常に発達しており、アプリ一つで、好きなところから好きなところまで、予約時に決められた料金で移動することができます。今回の滞在では、米国の政治的な情勢もあり治安がなかなか読めない部分もあるので、公共交通機関が明らかに低リスクであると確信できる場合を除いては、 ”Pay for safety” を標語にライドシェアを活用するようにしています。 私はライドシェアを利用する際に、可能な限りドライバーの方とお話しさせて頂くことにしています。会話の内容は毎回多少は異なりますが、おおよその流れは以下です。 (0. Tyson という細身のアジア人のイメージとは真逆の名前で登録しているため、 pick up の際に驚かれる。) 1.どこから来たの?どれくらいの期間いるの?と聞かれるので、日本から来たことと、3ヶ月の滞在で訪れた各地について話す。この中のどこかにドライバーに興味を持ってくれたら、その内容について話す。 2.その土地の治安や観光地について情報収集する。 3.ドライバーの出身国( or 州)について話す。 私がドライバーと積極的に話す理由は、3つあります。 1つ目は、英語のトレーニングになるからです。 創英では、3ヶ月米国に駐在する人は、その前に数ヶ月〜半年間、英会話教室か英語コンサルを使って英語力を鍛えてから渡米することが一般的で、その費用(数十万円)は事務所が負担してくれます。しかし、今回私は、(忙しさにかまけて)このような英語の鍛錬をサボって渡米してしまいました。実際来てみると...

欧州駐在①

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 こんにちは、意匠グループの二階堂です。初めて書きこみをします。私は意匠を専門にしている弁理士でして、現在、欧州に短期駐在中です。  欧州駐在の主な目的は、欧州の意匠制度を学ぶこと、各国の弁理士との交流や情報交換等です。米国駐在も一つの選択肢でしたが、意匠なら欧州に行ってみるのはどうか?ということで、欧州に駐在する機会を頂きました。  5 月のGW明けに日本を発ち、イギリスに 2 週間駐在し、その後、ドイツに 2 週間駐在しまして、今はイタリアに来ています。欧州内を転々としながら、トータルで 2 ヵ月間滞在する予定です。重い荷物を抱えながら欧州内を移動するのはちょっとハードですが、刺激の多い毎日を過ごしています。  今日はドイツでの出来事を書こうと思います。ドイツではミュンヘンの特許事務所にお世話になりました。ミュンヘンは小さい町で平和でのんびりした雰囲気がありました。2週間の間、曇りと小雨ばかりでしたが、暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気温でした。  この 2 週間は、お世話になった事務所が主催する Conference の準備と参加がメインとなりました。この Conference は 4 日間開催され、特許が主なテーマになっています。この Conference と私の駐在時期がちょうど重なったこともあり、パネルディスカッションのパネラーとして参加する機会を頂きました。欧州弁理士、米国弁理士、日本弁理士の3人で、デジタルの意匠について、欧州、米国、日本の観点から 1 時間ディスカッションをするというものでした。    英語が堪能とは言えない自分にとって、なかなか大きなチャレンジでしたが、 3 人で入念な事前準備をしていたため、何とか無事にディスカッションを終えことができました。英語力の足りなさ故のもどかしさも残りますが、弱点や課題を見つけることができたので、これを糧として今後頑張りたいと思います。 駐在期間が残り 1 ヵ月を切りましたが、また近況を報告します。

米国駐在ブログ①西海岸への滞在

  初めまして、日本弁理士の高木太尊と申します。博士新卒として創英に入所し、4年目に入りました。専門は薬・食品・バイオ系の特許です。前任者である為近から半年ほど期間が空きましたが、3ヶ月弱の日程で米国駐在させて頂くことになりました。このブログでは、米国駐在の様子や、米国で生活する中で私が感じたことを赤裸々に綴っていきますので、ぜひご笑覧いただけますと幸いです。 まず、私の名前ですが、「たかぎたける」と読みます。「たける」の部分はそもそも日本語でも難読であり、また海外の方にとって「たける」は発音しづらいこともあり、米国駐在中は ”Please call me Tyson!” と名乗ることも多いです。なお、弊所の何割かの方にも、(特に名乗った覚えはないのですが)「タイソンくん」と呼ばれています。 ”Tyson” と名乗る/呼ばれるようになってから、プロボクサーであるマイクタイソンについて勉強しました。アメリカの方に名乗ると、結構な確率で「マイクタイソンのタイソンだね!」と言われるので、それに対して「ゴージャスなネックレスの代わりにネクタイを締めてます!」や「彼は The Baddest man と呼ばれていたけど、僕は真逆の The Goodest Man です。」などと返すと、笑って頂けることが多いです。 私は今回、ゴールデンウィーク明けの 5/7 から、 7/27 までの約3ヶ月という予定で米国に駐在させて頂いています。過去の駐在者の方と異なる少しユニークな点として、最初の3週間は、西海岸を転々としていました。その後、 5/28 に東海岸に移動してきて、現在はワシントン DC に拠点を構えております。 西海岸にいる間には、シアトル、サンディエゴ、アーバイン、ロサンゼルス、サンフランシスコという5つの土地を訪れました。これらのうち、ロサンゼルスとサンフランシスコはただの旅行で、アーバインは事務所訪問のための滞在です。残りの2箇所に滞在した目的について、以下にご紹介します。 シアトルでは、創英の米国拠点のうちの一つ ”SHIPWAY IP” に10日ほど滞在しました。 SHIPWAY IP は、弊所が日本代理人に加えて米国代理人としてお客様の知財業務をサポートさせて頂くサービス ”SHIP” の核となっている拠点であり、米国特許弁護士であるカ...

DC駐在ライフ③

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    私、為近が駐在した秋には、様々な団体が主催する会議・セミナーがありました。 今回は、知財界隈では有名な IP-PAC を中心とした会議・セミナーについてご紹介いたします。   ● IP-PAC: USPTO and Japanese Stakeholders Meeting USPTO の会議室において、 JPAA( 日本弁理士会 ) や JIPA( 日本知的財産協会 ) の方々から USPTO の各部門の方々への質問を行い、それに答えるという意見交換会がありました。日本の各団体( JIPA, JPAA 等)からの質問に対して、 USPTO の方々に直接答えていただけるのは有意義な時間であったように感じました。創英 USA の鄭さんも参加されており、 USPTO の方々に質問を投げかけておられました。 個人的にはパネラーの方が「 AFCP2.0 の後継のプログラムを考えていないか?」と質問したのに対して、「考えてない」とバッサリ答えていたのが忖度なしの感じで面白かったです。 その日の夜には日米知財実務家交流レセプションがあり、日本大使館の迎賓館内で交流する機会を得ました。 米国特許弁護士の方(米国人、日本人問わず)はもちろんのこと、大使館勤務の各省庁の方々、特許庁からの出向の方、知財部の方などいろんな方とお話することができました。この地で日本に縁がある方々が頑張っている話を聞くと、視座を高い位置に据えることの大事さを改めて感じました。   ● IP Practice in Japan Committee Pre-Meeting ナショナルハーバーの一角、マリオット系列の超ビッグでオシャレなホテルの一会議室で、2日間、日米の弁護士・弁理士の方々のプレゼンを通して、日米実務を学びました。 オシャレだったりはしゃいでたりするのはあくまで写真にあるような会議室外の話であり、レクチャーもごはんも会議室で行いましたから、はしゃぐような時間は夕方までなしの真面目な時間を過ごしました。 レクチャーは、 AI 関連、 Means Plus Function 、判例、 ITC 、非公開制度などなど、特許・意匠・商標について日米で話題になる事例が盛り沢山でした。   ●各種セミナー  セミナーについ...