投稿

6月, 2025の投稿を表示しています

米国駐在ブログ②ライドシェア

  ご覧いただきありがとうございます。 5/7 から 7/27 までの約3ヶ月の予定で米国に駐在させて頂いております、日本弁理士の高木太尊(たかぎたける)です。 私の米国駐在は現在ちょうど折り返し付近ですが、ありがたいことに現在に至るまでに、シアトル、サンディエゴ、アーバイン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントン D.C. 、ニューヨーク、シカゴ、ボストンというたくさんの都市に滞在する機会がありました。そして、これらの都市の中、あるいは都市の間の移動において、車、電車、飛行機と様々な交通手段を使ってきました。そこで今回は、米国での移動手段について私が感じたこと・考えたことを紹介させて頂ければと思います。 ご存知のとおり、米国ではライドシェアの文化が非常に発達しており、アプリ一つで、好きなところから好きなところまで、予約時に決められた料金で移動することができます。今回の滞在では、米国の政治的な情勢もあり治安がなかなか読めない部分もあるので、公共交通機関が明らかに低リスクであると確信できる場合を除いては、 ”Pay for safety” を標語にライドシェアを活用するようにしています。 私はライドシェアを利用する際に、可能な限りドライバーの方とお話しさせて頂くことにしています。会話の内容は毎回多少は異なりますが、おおよその流れは以下です。 (0. Tyson という細身のアジア人のイメージとは真逆の名前で登録しているため、 pick up の際に驚かれる。) 1.どこから来たの?どれくらいの期間いるの?と聞かれるので、日本から来たことと、3ヶ月の滞在で訪れた各地について話す。この中のどこかにドライバーに興味を持ってくれたら、その内容について話す。 2.その土地の治安や観光地について情報収集する。 3.ドライバーの出身国( or 州)について話す。 私がドライバーと積極的に話す理由は、3つあります。 1つ目は、英語のトレーニングになるからです。 創英では、3ヶ月米国に駐在する人は、その前に数ヶ月〜半年間、英会話教室か英語コンサルを使って英語力を鍛えてから渡米することが一般的で、その費用(数十万円)は事務所が負担してくれます。しかし、今回私は、(忙しさにかまけて)このような英語の鍛錬をサボって渡米してしまいました。実際来てみると...

欧州駐在①

イメージ
 こんにちは、意匠グループの二階堂です。初めて書きこみをします。私は意匠を専門にしている弁理士でして、現在、欧州に短期駐在中です。  欧州駐在の主な目的は、欧州の意匠制度を学ぶこと、各国の弁理士との交流や情報交換等です。米国駐在も一つの選択肢でしたが、意匠なら欧州に行ってみるのはどうか?ということで、欧州に駐在する機会を頂きました。  5 月のGW明けに日本を発ち、イギリスに 2 週間駐在し、その後、ドイツに 2 週間駐在しまして、今はイタリアに来ています。欧州内を転々としながら、トータルで 2 ヵ月間滞在する予定です。重い荷物を抱えながら欧州内を移動するのはちょっとハードですが、刺激の多い毎日を過ごしています。  今日はドイツでの出来事を書こうと思います。ドイツではミュンヘンの特許事務所にお世話になりました。ミュンヘンは小さい町で平和でのんびりした雰囲気がありました。2週間の間、曇りと小雨ばかりでしたが、暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気温でした。  この 2 週間は、お世話になった事務所が主催する Conference の準備と参加がメインとなりました。この Conference は 4 日間開催され、特許が主なテーマになっています。この Conference と私の駐在時期がちょうど重なったこともあり、パネルディスカッションのパネラーとして参加する機会を頂きました。欧州弁理士、米国弁理士、日本弁理士の3人で、デジタルの意匠について、欧州、米国、日本の観点から 1 時間ディスカッションをするというものでした。    英語が堪能とは言えない自分にとって、なかなか大きなチャレンジでしたが、 3 人で入念な事前準備をしていたため、何とか無事にディスカッションを終えことができました。英語力の足りなさ故のもどかしさも残りますが、弱点や課題を見つけることができたので、これを糧として今後頑張りたいと思います。 駐在期間が残り 1 ヵ月を切りましたが、また近況を報告します。

米国駐在ブログ①西海岸への滞在

  初めまして、日本弁理士の高木太尊と申します。博士新卒として創英に入所し、4年目に入りました。専門は薬・食品・バイオ系の特許です。前任者である為近から半年ほど期間が空きましたが、3ヶ月弱の日程で米国駐在させて頂くことになりました。このブログでは、米国駐在の様子や、米国で生活する中で私が感じたことを赤裸々に綴っていきますので、ぜひご笑覧いただけますと幸いです。 まず、私の名前ですが、「たかぎたける」と読みます。「たける」の部分はそもそも日本語でも難読であり、また海外の方にとって「たける」は発音しづらいこともあり、米国駐在中は ”Please call me Tyson!” と名乗ることも多いです。なお、弊所の何割かの方にも、(特に名乗った覚えはないのですが)「タイソンくん」と呼ばれています。 ”Tyson” と名乗る/呼ばれるようになってから、プロボクサーであるマイクタイソンについて勉強しました。アメリカの方に名乗ると、結構な確率で「マイクタイソンのタイソンだね!」と言われるので、それに対して「ゴージャスなネックレスの代わりにネクタイを締めてます!」や「彼は The Baddest man と呼ばれていたけど、僕は真逆の The Goodest Man です。」などと返すと、笑って頂けることが多いです。 私は今回、ゴールデンウィーク明けの 5/7 から、 7/27 までの約3ヶ月という予定で米国に駐在させて頂いています。過去の駐在者の方と異なる少しユニークな点として、最初の3週間は、西海岸を転々としていました。その後、 5/28 に東海岸に移動してきて、現在はワシントン DC に拠点を構えております。 西海岸にいる間には、シアトル、サンディエゴ、アーバイン、ロサンゼルス、サンフランシスコという5つの土地を訪れました。これらのうち、ロサンゼルスとサンフランシスコはただの旅行で、アーバインは事務所訪問のための滞在です。残りの2箇所に滞在した目的について、以下にご紹介します。 シアトルでは、創英の米国拠点のうちの一つ ”SHIPWAY IP” に10日ほど滞在しました。 SHIPWAY IP は、弊所が日本代理人に加えて米国代理人としてお客様の知財業務をサポートさせて頂くサービス ”SHIP” の核となっている拠点であり、米国特許弁護士であるカ...