みなさま、こんにちは。
8月からにワシントンD.C.に駐在している弁理士の谷澤です。
主に電気・機械系の特許出願を担当しています。
創英に入所したときは1歳だった娘も中学生となり、ついに3ヶ月間の駐在が実現しました。
今回は、私が8月いっぱいお世話になったOliff事務所での駐在生活をご紹介します。
オフィスの立地
Oliffは、バージニア州アレキサンドリアにある知財専門の法律事務所です。
アレキサンドリアには、レンガ造りの建物が並ぶすてきなオールドタウンがあり、Oliffのオフィスは、オールドタウンを抜けたポトマック川にほとりに位置しています。
写真で対岸前方にみえているのは、ナショナルハーバーのカジノです。
後ろを振り返れば、D.C.のダウンタウンがみえます。
川沿いの遊歩道は、サイクリングや犬の散歩に最適で、仕事の日だけでなく、休みの日にも訪れたいと思える場所でした。
ワークスペース
4年前のオフィス移転の際、デスクやPCを新調したそうで、室内はきれいで快適です。
私は3階のリバービューの個室を使わせていただきました。
「人生観が変わるオフィス」と言われましたが、まさに。
近くの空港に着陸する飛行機を眺めながらお茶をしたり、川下りのカヌーを横目に見ながらメールを書いたりと、存分にワーケーション気分を味わうことができました。
事務所の雰囲気
服装は自由でジーンズやスニーカー着用の人が多いです。
月・火・水はオフィス勤務、木・金は在宅勤務が可能になっています。
オフィス内は静かですが、廊下やキッチンで顔をあわせれば、みなさんにこやかに話しかけてくれます。
そこはやはりアメリカを感じます。
経営陣が全体的に若く、小中学生の子供を持つ人が多いので、よく子供の話で盛り上がっていました。
仕事
・審査官インタビュー・ディスカッション
今回は4つにケースについて、審査官インタビューや担当弁護士とディスカッションの機会をいただきました。
対面でのディスカッションは、それだけでも駐在の価値があったと思えるものでした。
文章だけのやり取りでも、言葉を尽くせば何でも伝えられると思いますが、対面ではお互いの理解を確認しながら、短時間でよりよい結論にたどり着けることを実感できました。
オンライン会議にも対応可能とのことなので、帰国後は積極的に活用したいと思います。
Oliff事務所では毎週水曜にランチミーティングがあります。
週替わりで担当の弁護士が最近のFederal Circuit判例を1件と、その他の注目トピックを紹介してくれます。
・USPTO訪問
今回はUSPTOのPTABで、IPRの口頭審理を見学することができました。
3人のJudgeのうち、2人はリモート参加で、うち1人はネットワーク不調でスクリーンから2,3回いなくなっていました。
トランプ大統領が審査官の在宅勤務を禁じたことで、今後のPTABがどうなるのか気になります。
アクティビティ
仕事以外でも様々なアクティビティに参加させていただきました。
・アックススローイング
ダーツのかわりに斧やナイフを的に向かって投げるという、だいぶスリリングなアクティビティでストレス発散に効果的とのことでした。
・野球観戦
ワシントン・ナショナルズ vs ニューヨーク・メッツの試合を観戦しました。
両チームから二人の日本人投手が登板し、大盛り上がりでした。
この日は、犬連れOKの試合で、犬の大きさにもアメリカを感じました。
他にも食事や買い物に連れて行っていただいたり、ご自宅にご招待いただいたり、Oliff事務所の方々には大変よくしていただきました。
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